いよいよJR九州のブックビルデイングも大詰め、残すところあとわずかです。
とりあえず私はブックビル終了と言う事で、後は運を天に任すのみ。
ただ、やっぱり初値は気になる所。
様々な角度から検討して、総合点で初値を導き出して行きます。
ずばりIPO JR九州の初値予想
各社配分
今回、JR九州の配分は、以下の通りとなっています。
主幹事ですが、JPモルガン証券は意外と配分が少ないなと感じました。
野村證券はあまり当選期待出来ないので、三菱UFJモルガンスタンレー証券に期待したい所。
市場の状況
当然JR九州が上場する市場の状況は、重要なポイントになって来ます。
ここ半年間の値動きとしては、15,000円~18,500円程度のレンジを推移、良くも悪くも大きく値動きはしていません。
直近の値動きとしては○
市場状況としては悪くはない、当日に大きく変わる可能性は否定できないが、現時点での雰囲気は問題ない。
IPOに力を入れてます、まだ口座数は少ない証券会社!安藤証券仮条件上限で決定した場合の株価評価
PERと配当利回り
西日本旅客鉄道
配当利回り 2.12%
PER 11.4倍
東日本旅客鉄道
配当利回り 1.43%
PER 13.3倍
西日本鉄道
配当利回り 1.44%
PER 19.5倍
東海旅客鉄道
配当利回り 0.71%
PER 9.4倍
公募価格の正当性
平成28年3月度には鉄道・運輸機構からの借入金返済や、鉄道事業固定資産で約5203億円の損失計上を行っており、利益は赤字計上となっています。
しかし平成28年6月以降は黒字に戻る予定で、その後、経営は安的軌道に乗ると思われますね。
仮条件で決定するとして、予想されるPERは10.9倍、配当利回り2.8%となり、PERも類似企業と比較しても高くなく、配当利回りも優秀ではないでしょうか。
と言う事で、まだもう少し株価は高い評価が出来ると考えまず。
JR3社、上場時の初値
JR東日本
上場年月 1993年10月
公募価格38万円
初値 60万円
騰落率 +57.9%
JR西日本
上場年月 1996年10月
公募価格 35.7万円
初値 36万円
騰落率 +0.84%
JR東海
上場年月 1997年10月
公募価格 38万円
初値 38.5万円
騰落率 +1.31%
上場3社共に公募割れはしていません、以前の記事でも触れましたがJR西日本、 JR東海が上場した当時の市場環境はかなり厳しく、善戦した結果の公募割れ回避と考えます。
国策に売りなしの言葉は間違いないでしょう。
ジャパンディスプレイを対象に挙げられる場合もありますが、JR系列とジャパンディスプレイは全く別もんじゃないかな。
総合評価
上場時の初値を、市場環境や適正価格の面から総合的に判断すると、公募価格は初値の下限となると考えます。
後は上値がどこまで伸びるかですが、西日本旅客鉄道のPER 11.4倍を参考に考えると妥当価格は2750円辺り。
ただ、IPO効果を考えると、2900円程度までは容認できる可能性もあり。
よって初値は、2700円~2900円を想定します。
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