ブックビル参加予定でも記載しましたが、あまり初値を期待の出来る銘柄ではないと思いますが少し内容を見て行きましょう。
事業内容は、溶剤・可塑剤原料・冷凍機油原料等各種化学品の製造、販売を行う会社で、結構色んな所に使われています。
企業内容IPO情報
KHネオケム
公募株数2,614,400株
売出株数23,800,000株
OA 3,962,100株
合計 30,376,500株
公募想定価格 1,670円
仮条件 1,330~1,670円
市場吸収額 (最大 約507億円)
上場市場 東証
主要株主一覧
ケイジェイ投資事業有限責任組 31.56%
Shepherds Hill Capital Partners 24.36%
日本産業第三号投資事業有限責任組合 19.08%
Manaslu Fund, L.P. 14.11%
Sonora Fund, L.P 9.34%
浅井惠一 1.55%
何ともベンチャーキャピタル・ファンドの多い事、これは結構厳しい展開が予想されます。
総合評価
目論見書では過去2年分しかグラフ化されていませんが、赤字にはなっていないものの業績が上向きになっている感じは見受けられず、『本当に上場するの?』と言った感じ。
ほとんどの上位株主、ベンチャーキャピタルに90日間1.5倍のロックアップが掛っています。
初値が1.5倍を超える事はまずないでしょうが、株主がこの布陣では上場ゴールと言わざるを得ません。
となるとロックアップが解除となる90日後には、ベンチャーキャピタルからの放出が考えられ、中期での展望は暗い。
当然この市場吸収額と知名度では、初値を支えきれないと判断します。
初値予想 1300~1700円
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