アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が9月16日にまた日本の国債の格下げを行った。
現行AAマイナスからAプラスへと1段階引き下げになりました。
安部政権のアベノミクスに対して評価が出来ない点と、デフレ脱却や経済成長をめざしているものの今後2~3年で好転へ向かう可能性は極めて低いと判断された様です。
S&Pの格付けは、国の借金返済能力より判断したもので、S&Pが日本国債の格付けを下げるのは2011年1月以来、4年8カ月ぶりの格下げとなる。
Aプラスなら上位なので大丈夫じゃない?一瞬そう思ったがとんでもない、S&Pの格付けは21段階ありAプラスは上から5番目。
中国や韓国はAAマイナスとなっており、失礼な発言かも解りませんが中国・韓国より評価が低く、アイルランドと同じ水準となっています。
まあ、冷静に考えると残念ですが、国力とは関係なく国の財務状態で評価すると当然の評価だとは思います。
今の日本の財務状態はとても安定的だとは言えません、何時破綻が起きてもおかしくない状態なのですが、日本が経済大国で世界がそれを許しはしないでしょう。
しかしそれに甘えていると、破綻への階段を登りつめ、何時かは間違いなくその時が来るでしょう。
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さて、日本国債はデフォルトするのでしょうか? 確率は「ゼロ」です。理由は、日本国債が100%日本円建てで、我が国は独自通貨国です。
しかも、デフレで資金需要が乏しいため、日本の長期金利は現在はわずか0.31%に低迷しています。日本より国債金利が低い国は、スイスのみです(スイスは何と長期金利でマイナス金利)。
つまり、S&Pは「嘘」をついていることになります。
さらに、日本政府は子会社の日本銀行に命じ、国債を買い取ることが可能な存在なのです。日本円を発行できる日本政府が、なぜ日本円建て国債のデフォルトになるのか。S&Pもムーディーズも、フィッチも、一度も説明したことはありません。彼らは「国債の信用力を回復させるのは難しい」などなど、よくわからない抽象論で格付けを説明するのみです。
「国債の信用力」とは何なのでしょうか。
もちろん、金利です。そして、日本国債は世界で二番目に金利が安い国なのです。
要するに、こと日本国債に限って言えば、格付け会社のやっていることは無意味どころか有害な「言論活動」なのでございます。なぜ「言論活動」と書いたのかといえば、格付け会社は格付けがおかしいことを指摘され、
「格付けは言論の自由」
と、反論したためです。
匿名さん、こんにちわ
ご意見ありがとうございます。
私も同じく日本国債のデフルトはないと思っています。
そりゃあ、円建てで国が関与して、お金が無くなれば
印刷してでも国債買えば良いだけですもん。
ただそれは急速な円安を生み、円の国際信用を下げる事に
なります。
その時、輸出大国であれば企業が潤い上手く廻るのかも
解りませんが輸入に大きく頼る国になっていたら・・・
国債デフォルトはなくても、ハイパーインフレが起こる
危険性もありえると考えます。
まあ、悪い方に転べばのはなしですが^^;
匿名さんの御意見も非常に参考になります、コメントありがとう
ございました^^