みずほ証券が出した巨額の損失事件、ジェイコム事件の最高裁判決が決定しました。
ジェイコム株の誤発注によってみずほ証券が受けた損失415億円に対して、東証の支払い107億円賠償が確定しています。
もう10年前の話なのに、いまだに裁判をやっていたとはビックリです。
そもそもの発端は2005年に人材派遣会社ジェイコムの株がIPOで上場する日に、61万円1株売りを出すつもりが、61万株1円で売っちゃいました。
すると、大幅買い気配であったジェイコム株は一気に売り気配へ、買い気配合致点が90万程度だったのになんと67.2万円で初値が付いちゃいました。
そりゃ単純にみずほ証券が悪いでしょと思うのですが、問題は誤発注に気が付いたみずほ証券が1分25秒後に取消を入れたのですが、東証のシステムがそれを受付無かったのです。
何とも恐ろしい、自分がやっちゃったらと思うと恐ろしい。
当時の担当者の気持ちを考えると想像を絶する恐怖だったでしょう、自分のミスで会社に400億円の損失。
もう会社には居れません・・・・・
みずほ証券は納得していないみたいですが、ともかくこれ一件落着と言った所でしょう。
皆さんも発注を掛ける際は、しっかり確認してくださいね。
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