今でも初値抑制の足枷となる市場吸収額の大きさですが、ライフネットも同じくマザーズで約150億円の市場吸収額、赤字上場と言う事もあり公募価格1100円に対して930円の初値となり公募割れを起こしていた。
流石に規模が大きい事と、赤字と言う意味合いでいくら期待感の高いネット企業でも公募割れとなりましたが、今後の業績に対する期待感は大きかったです。
一方同じネット保険関連であるアニコムは公募価格2000円に対して初値は4000円と好調な初値となった。
まあ、年度最初のIPOと言う事もありご祝儀相場でお祭り状態と言う事もありますから、初値は水ものなので仕方ないですが、問題はその後の株価の差が大きく開いた事。
ライフネット
アニコム
人とペットの差はありますが、この同じネット保険会社でここまでの株価差はなぜ生まれたのでしょうか。
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ライフネットの上場後
もともと保険事業は契約獲得のために初頭は赤字経営が続く事が多い、2011年2012年は年間の新規契約は6万件を超える契約を生み出しており、IPOで知名度上昇と資金確保でこのまま順調に新規契約数を伸ばして行くと思われた。
しかし現実は2013年度以降は減少に転じ、全く期待通りの契約数を確保する事が出来ていない状態となってしまった。
パイは十分にあるはずなのだが、複雑な保険契約はネットでは簡単に決める事が難しいのに加え、続いてネット保険事業に新規参入が有ったためと考えられます。
アニコムの上場後
一方アニコムはペットを家族の一員として考える「コンパニオンアニマル化」が世間に浸透、新規契約数も順調に増加し2桁増益となっている。
ペット保険と言う意味では草分け的存在となり、現在の株価に至る。
この2社の違いは
同じネット保険会社の明暗を分けたのは人とペットの差、人の場合はもともと大手保険会社が牛耳っていたって面も大きいですがどちらもIPOで期待された会社でした。
時勢を読むなら、やはり今後少子高齢化でペット産業は活況となる事が予想され、アニコムが値を上げる可能性が高かったのでしょう。
やはり先駆者+ライバルが少ないのが理想の形態となるでしょう。
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