日本は今後G20に残れるのか
G20の共同声明で「日本は信頼に足る中期財政計画を策定すべきだ」との声明が出された。
日本への財政健全化を強く求めた形になる、日本の財政赤字・債務残高はG20の中でも群を抜いて悪い。
今はまだ輸出黒字国であるが(最近は怪しくなってきた)、赤字国になり高齢化、財政難と日本の対する信頼が失われた場合、一気に破たんし世界経済に大きな混乱をもたらす事を各国は心配している。
カナダで2010年に開かれたG20では、各先進各国では13年にGDP比での基礎的財政収支赤字を半減させるとの内容を首脳宣言に盛り込んでいた。
日本では政策予算は、国債発行などの借金に頼ってばかりで基礎的財政収支は赤字となっており、金利で益々財政が悪化している。
G20閉幕後の記者会見で麻生太郎財務相は、「10年のサミットで約束した財政健全化目標を達成するため、しっかりとした中期財政計画を策定することが重要だ」と発言した。
しっかりとした中期財政計画を策定、本当に出来るんだろうか、今まで中長期を見据えず選挙ばかりに目をやってきた結果がこの財政赤字、今は病人に強力な副作用のある注射をうって一時的に元気にしている。
そのうち副作用で急に動けなくなる、そんな状態が今の日本だと思う、本当に腹を括り痛みを伴う改革を行わなければ先はないだろう。
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