追証って何?
信用取引で必要な知識『追証』とは
追証とは 、信用取引で売買した株価が思いと逆に動き、損失が出た場合追加で支払わなければならない保証金の事です。
もともと信用取引を始める前に保証金(大体の証券会社は最低30万円)は入金しましたよね。
まだ追加でお金が必要なんですか?
保証金は担保です、最低委託保証金率は20~30%程度が多く、それを下回ると追証が発生します。
簡単な例(最低委託保証金率25%の場合)
保証金(証券口座入金額)100万円
- 信用取引で200万円分A株購入⇒委託証拠金率は100万÷200万=50%となる。
- A株暴落-30%で60万円の損失が発生、実質保証金(元金)は100万円-60万円の40万円となる。
- 委託証拠金率は40万円(元金100万-損失60万)÷200万円(信用取引株購入額)=20%となり、最低委託保証金率25%を下回って追証が発生する。
損失が拡大すると、保証金の100万円以上の損が出てしまう可能性が出てきます。
そのまま損失が膨らみ200万円の株価が1円になった場合、トレーダーの支払い能力100万円を超える200万円の損失となります。
ここまで行って、トレーダーが追加-100万円分支払えなければ、証券会社も困りますし、トレーダーも困ります。
そこで保証金の担保以上に損失が出る前に、追証で信用力を上げる事になります。
追証は自分の信用力を上げ、損失が出ても耐えれる体力を付けるんだ。
でも株をする上で追証を発生させる事自体がダメなトレードをしている証拠!
損失が出る時もあるので仕方がないですが、自分の資産実力以上の取引は危険です。
もし証券会社の口座以外にお金が無くて、追証金を入れれなかった場合はどうなるの?
考えたくは無いのですが、証券会社の指示に従って追証を払わなければ、信用取引の建て玉や持ち株を強制的に売却されてしまします。
さらに売却したのに資金がマイナスとなった場合は、不足分になった分をを請求されてしまいます。
恐ろしい、不足分請求されますか・・・・
まあ信用でお金を借りて取引するのですから、当然と言えば当然です。
ただ 通常の下落で追証となった場合には、強制売却後に資金がマイナスになる事はほとんどありません。
逆に考えると強制売却はセフティーネットと考える事が出来ます。
他には、現物保有株を担保として信用取引出来る証券会社もあり、現物保有株が大きく下落しても同様の事が起きますね。
先ほども言いましたが、 強制売却される時点で投資家としてアウトですよ。
信用取引は自分で管理できる範囲で取引するのが鉄則です。
追証は信用取引で損失が大きくなった時、証券会社への信用を回復する為の追い金なのか。